ここ数年で増えたと言われて社会問題になっているスマホ依存症。
人と話していてもスマホを触っていたり、スマホが無いと生活ができないと言う人が増えているようです。
スマホばかり見ているのは良くない事は分かっていても、本人の意志では止めることができません。ですので、予備軍の早いうちに発見して対処することが大切だと言われています。
今回は、そのスマホ依存症の対処方法をTV番組【世界一受けたい授業】で取り上げていましたのでご紹介します。
番組では、35年以上多くの依存症と向き合ってきた精神科医 赤坂診療所 所長・医学博士 渡辺登先生を迎えて、依存症になる原因、子供のスマホ依存症の対策、スマホ依存症対策アプリなど、分かりやすく解説してくれました。
依存症になる原因
渡辺先生の話によると、依存症になる原因の一つがストレスなんだそうです。
仕事で強いストレスを感じると人はイライラしたり、落ち込んだりします。そこで、自分に合ったストレス対処法を行って気持ちをリラックスさせようとします。例えば、お酒を飲んだり、パチンコをしたり。
ところが、一時的な高揚感や快楽行為を何度も繰り返していると、脳にある快楽中枢機能が低下してこれまでの刺激では満足できなくなり、より多くの刺激を求めて頻度や量が増加してして依存症になってしまいます。
渡辺先生は、現代は昔と比べてストレスが多く、誰もが依存症になってもおかしくない。と言います。そんな現代型の依存症がスマホ依存症なんです、
スマホ依存症対策
まずは、あなたはスマホ依存症になっていないのかチェックしましょう。
スマホ依存症チェック
- スマホを忘れたら遅刻しても家に取りに行く
- 移動中は常にスマホを触っている
- 人と話しているときもスマホを触っている
- トイレに行くときもスマホを持っていく
- スマホのバッテリーが50%を切ると不安になる
以上の5個のうち3個以上ある方はスマホ依存症の可能性があるそうです。
子供のスマホ依存症の対策
また、お子さんがいる家庭では、お子さんがスマホ依存症になっていても強引にスマホを取り上げてはいけないそうです。
その理由ですが、無理やりスマホを取り上げてしまうと気持ちがとても不安定になってしまったり、やる気、楽しみ、友人関係を失う恐れがあるそうです。
そこで、先生がオススメするのがプチスマホ断食です。
やり方は、子供としっかり話し合ってルールを決めて、スマホから離れる時間を少しずつ増やしていきます。
【例】
- 夜の10時以降はスマホを使わない
- 移動中はスマホをカバンから出さない
- 食事や勉強中はスマホに触れない
など、各ご家庭でお子さんとしっかし話し合って決めましょう。
スマホ依存症対策アプリ『Forest(フォレスト)』
また、スマホ依存症対策アプリがあるのをご存知でしょうか?
スマホを使わない分だけ木が育ち、スマホを使わなければ次第に森が育つ育成機能がついたスマホアプリ『Forest(フォレスト)森』と言うのがあります。
最初に自分でスマホを使わないで我慢する時間を設定しておきます。その間、スマホを触らなければ、どんどん木が育っていきます。
ですが、ガマンできずにメールをしたり、検索をしようとすると、画面にForestから「あなたの木がかれてしまいます。今すぐForestに戻って助けに行きましょう!」と警告が出るようになっています。
我慢できないでスマホに触ると木が枯れてしまい枯れた木々がドンドン集まってしまうのです。
このように、達成感と責任感がスマホ依存症を徐々に解消していきます。
このアプリは、その他にもスマホを使わなかった時間がグラフで表示される機能もついていて大変人気があります。気になる方はやってみてはいかがでしょうか。⇒ 『Forest(フォレスト)』