ヒールなど履いている時間が長い仕事の人に多いタコやウオノメ。実はこれは同じものなんだそうです。
足専門の病院 足の診療所の院長 桑原靖先生がテレビ番組でタコとウオノメの違いについて話していた内容をまとめています。
タコの特徴
タコ・ウオノメのどこが違うのかは、体重の圧力のかけ方でできる場所が違うそうです。
タコは指の付け根や骨などの面にできやすく外に向かって皮膚が厚くなっている部分のことですが、足の裏にかかる体重のバランスが崩れているサインなんだそうですよ。腰痛、膝痛、肩こりなどの関節痛の人が多いそうです。
足の裏に体重の負担がかかる理想的なバランスは、かかと、親指の下、小指の下に重みがかかるのが理想なんだそうです。心当たりがある方は、歩き方を見直しましょう。
ウオノメの特徴
ウオノメは骨の間や関節などのくぼみなどにできやすい。タコは芯がなく痛みあまりありませんが、ウオノメは皮膚の1点に圧迫や摩擦が集中することで、内側にむかって芯をつくり痛みも伴うことが多いのが特徴。
原因は、サイズの合わない靴を長時間履いていたり、アーチの崩れが原因でできやすくなります。一度爪切りなどで削っても、また出来てしまうので、インソールを使いアーチを補整し根本的に改善するといいですね。
扁平足の特徴
扁平足は、足のクッションが効かないので、ひざや腰を痛めやすいと考えられています。その改善方法は、足の裏で空き缶をコロコロと転がす。これをすることで足裏の関節をほぐして刺激してあげることが大切。
また、足の指の間に手の指を挟んで、その時痛みを感じる人は、将来、寝たきりのリスクが高いそうです。痛みがある人は足の指があまり動かない人で、足の指の力が弱まっている可能性があります。すると地面をとらえる力が弱まり転倒につながる。
改善方法は、まず靴選びが大切。足の指が動かせない靴を履いていると指が動かなくなるので、足の指が動かせる靴を選ぶことが大切です。既に足の指が硬くなって動かない人は、足の指の第一関節を1本すつ上に反らしてあげましょう。