鹿児島徳之島の伊仙町と言う町をご存知ですか?
実は、多くのご長寿が住んでいる町なんです。
有名な方では、日本での最高齢の120歳を記録した泉重千代さん。
さらに、116歳までご存命だった本郷かまとさんが住んでいた町です。
この町の高齢者はとにかく元気!100歳で現役でさとうきびを作っていたり、80歳過ぎても毎日自転車に乗って生活しています。
伊仙町の100歳以上のご長寿の平均は、全国平均の6倍で100歳以上のご長寿の方は21人もいらっしゃいます。
そこで、『林修の今でしょう!講座』では、そんな伊仙町に健康長寿の秘訣あるのではないかと取材に行き、伊仙町のご長寿に協力してもらい調べてみると骨密度が高いことがわかたのです。
例えば、
- 86歳の女性の骨密度は50歳。
- 78歳の女性は40歳くらいの骨密度。
- 91歳の男性は25歳くらいの骨密度。
この結果、凄くないですか!
そこで、伊仙町の方が毎日どんな食べ物を食べているのか番組で追跡してみると健康長寿につながる骨が強くなる4つの習慣があったのです。
骨付きの豚肉をたくさん食べている
豚肉を食べないと調子が悪くなる。と言うくらい食卓に欠かせないのが豚肉で毎日食べていました。
特に伊仙町人は骨とゼラチン質が含まれる豚足も良く食べる食文化で、骨付きの豚肉はカルシウムが豊富。煮込んだりすることでカルシウムが溶け込んでいるので骨を丈夫にするそうです。
骨付きの肉をあまり食べれない方は、とんこつラーメンでもOKです。
また、ゼラチン質の部分にはアルギニンというアミノ酸の一種が含まれています。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促し筋肉や骨を丈夫にする作用があります。
アルギニンは若い頃は合成することが出来るんですが、年齢とともに作ることが出来なくなっていくそうです。豚肉が苦手な人は骨付きの鶏肉でも同じような効果が期待できるそうです。
野草を良く食べている
ヨモギや長命草と言った野草を使い天ぷらやジュースに入れて摂っていました。野草はビタミン・ミネラルなどの栄養価が高い事で知られています。
ミネラルを摂っている
伊仙町は、サトウキビを作っている農家が多く砂糖は黒砂糖を使用しています。黒砂糖は白砂糖よりもミネラルが豊富なのが特徴です。
また、海水のミネラルが豊富な塩を使っています。さらに、サンゴ礁が隆起し地質のため、雨水にミネラルが溶けだし、島の水道水からは高濃度のミネラルが検出されているそうです。
このように、伊仙町の方は意識しなくても普通に生活するだけで自然にカルシウムやマグネシウムが豊富な硬水を飲むことができる生活をおくっているんです。
私たちは、コンビニにいってお金を出して購入しないと硬水は飲めません。本当に羨ましいです。
良く体を動かしている
最後になりましたが、島の人は日常でカラダを良く動かしています。多くの家庭では牛を飼育していて牛と一緒に散歩しているんです。
また、女性は朝の海岸で海の中でウォーキングやスクワットなど運動を行っているそうです。
さらに、農業をしている家庭がほとんどなので、生涯現役で畑仕事して働いているそうです。
都会に住んでいても工夫をすれば歩き時間が作れます。例えば、通勤の際には運動靴を履いて一駅先まで歩くなどしてみてください。健康診断の数値に変化が現れるかもしれません。